人間の子供くらいある大きさのコアラ。
大きな体で常に木の上で生活するコアラですが、小さな子供のコアラはテレビなどでもよく見ますが、赤ちゃんコアラというのはあまり見ることがありません。
赤ちゃんコアラは一体どれくらいの大きさなのでしょうか。
有袋類のコアラ
コアラはカンガルーと一緒です。
カンガルーのように有袋類と呼ばれる種類の動物で、コアラには実はポケットがあるのです。
このポケットを育児嚢と呼んでいて、この育児嚢の中に赤ちゃんがいるため、めったに生まれたてのコアラを見ることが出来ないのです。
この育児嚢の中で未熟な状態で産まれそこから6か月間袋の中で生活するのです。
コアラの出産と赤ちゃんの大きさ
コアラの繫殖期が大体8月~2月の間です。
メスコアラは3~4歳くらいの間に毎年1頭子供を産みます。
メスコアラの寿命は12年ほどなので、一生のうちで大体5~6頭ほど産むようです。
出産は妊娠して35日で出産を迎えるのです。
妊娠期間はとても短いですが、その後お母さんの袋の中にいるので、そう考えると妊娠期間とあまり変わらない気もします。
出産直後の赤ちゃんのサイズというのは、大きさが大体1.7㎝と本当に小さいものです。
重さは日本円の1円玉くらいの約0.5gしかありません。
とっても小さな赤ちゃんは育児嚢の中ですくすくと育つのです。
自立している赤ちゃん
産まれた直後の赤ちゃんは目も耳も聞こえず、身体にも体毛がないのでピンク色をしています。
目や耳はまだ発達はしていないのですが、嗅覚と触覚はしっかりしています。
これはお母さんコアラのお腹の中にいるときに備わり、同じくもうしっかりとある爪を使って産道を自ら進み育児嚢にたどり着くのです。
そう考えるととっても自立していますね。
育児嚢の中には2つのおっぱいがあるので、そこで母乳を与えられて6か月間生活するのです
まとめ
一円玉くらいと、とっても小さいコアラの赤ちゃん。
しかしながら自らの力で産道を通って育児嚢にたどり着いたり、おっぱいを飲んだりととてもしっかりしています。
育児嚢は袋なので、お母さんコアラが木に登った時に落ちるのではないかと心配になりますが、きちんと袋から落ちないように出入り口付近の筋肉で閉じているようです。