コアラの顔には、とても大きな鼻があります。
なぜあんなにも鼻が大きいのか、大きな鼻には理由があるのか調べました。
コアラの鼻が大きい理由
コアラには、ほかの動物よりも大きい鼻を持っています。
ただ、鼻が大きいわけではなくきちんとした理由と役割があるのです。
コアラの大きな鼻で、木についているほかのコアラのニオイをかぎ分けることができ、その木に先客がいる場合は空いてる木を探しテリトリーにします。
そして、コアラはユーカリの葉を常食としています。
ユーカリは600種類以上存在していますが、すべてのユーカリの葉を食べるのかというとそうではありません。
コアラは一生のうちに食べるユーカリの種類は多くなく、数種類で自分の食べられるユーカリの葉を匂いで嗅ぎわけています。
そのため、コアラの鼻は大きく、鋭い嗅覚を持っているのです。
また、ユーカリの葉には毒性があり、毒性が強いのか弱いかまでも大きな鼻で嗅ぎわけることができるそうです。
コアラの大きな鼻には、体毛はなく、一見硬そうに見えますが意外とプニプニとした柔らかい鼻で、ヒンヤリしており犬や猫のような触り心地だそうです。
しかしコアラにとって鼻は、重要な体の一部でとてもデリケートな場所の為、あまり触らないほうがいいようです。
観光地などでもコアラの鼻を触るのは禁止しているところも少なくはないそうです。
コアラの視力はあまり良くなく、夜暗くなってから活動し始めるコアラは道路に飛び出し交通事故にあうコアラもいるほどです。
その視力を補うために、鼻が非常に発達したのではないか、ともいわれているそうです。
まとめ
コアラの鼻が大きいのには、きちんとした理由があり自分が食べられるユーカリの葉を嗅ぎわけ、ほかのコアラのニオイも嗅ぎわけられるほどの鋭い嗅覚をもっており、そのために鼻が発達し、大きいということがわかりました。
生態や体の特徴などには、ほぼ全てに理由があり、その動物自身も機能を日々当たり前かのように、本能的に使いこなし毎日を過ごしているのです。