動物の求愛の仕方は千差万別ですが、コアラはどのように行うのでしょうか。
また、求愛を拒否されたらどの様な行動をとるのかを調べました。
コアラの繁殖期と求愛の仕方
オスのコアラは1歳から3歳の間に親の元から離れ、自分の生活範囲を探し、なわばりを持ちます。
繁殖活動は、自分のなわばりを持つまでは参加せず、生まれてから5年ほどが経った頃にするようになります。
コアラの繁殖期は9月から3月頃で、普段は単独行動をとるコアラですが、この時期になるとメスとオスのペア、または子供も一緒に行動をします。
また、コアラは一夫多妻制をとっており、ハーレムを作ることもあるそうです。
では、コアラの求愛はどのように行うのでしょうか。
繫殖期になると、オスのコアラは鳴き声で求愛行動を行います。
かわいい見た目からは想像もできない図太く低いうなり声のような鳴き声で、メスのコアラを引き寄せます。
そして、メスコアラから同意があれば共寝をします。
拒否された時の行動
オスのコアラが求愛をし、メスのコアラに同意が得られず拒否された場合、オスのコアラはどのような行動をとるのでしょうか。
メスのコアラは求愛を拒否するとき、叫び声のような鳴き声で本気で拒否します。
すると、メスに求愛を拒否されたオスはとても乱暴になり、メスのコアラを木から振り落としてしまったり、メスのテリトリーの木を抵抗しているのにも関わらず、無理やり奪ってしまうことも珍しくはないそうです。
また、共寝の仕方も乱暴でオスのコアラは、メスのコアラの首元に噛み付き、メスのコアラが悲鳴のような鳴き声をあげたとしても、首元に噛み付いたままでメスコアラが怪我をしてしまうこともあるのです。
首元を噛み付くのには理由があり、メスのコアラから離れてしまわないようにオスも子孫を残すために、命がけだということなのです。
まとめ
オスのコアラは求愛を拒否されると、メスに対して乱暴な行動をとりテリトリーを奪ってしまうなど、かわいい姿とは想像のできない面もあるということがわかりました。