コアラの常食はユーカリの葉ですが、コアラの赤ちゃんは一体何を食べ、いつからユーカリの葉を食べるようになるのでしょうか。
コアラの食べ物について、まとめました。
コアラの子供は何を食べる?
コアラも人間と同じ哺乳類です。
赤ちゃんコアラは産まれてすぐにお母さんコアラのお腹の袋に入り、約一年間はお母さんコアラのミルクを飲みながら育ちます。
そして、離乳食を食べ、袋から出られるようになるとユーカリの葉を食べて大きくなります。
人間の赤ちゃんもお母さんからミルクを飲ませてもらい、離乳食を食べ始め、大人と同じ食べ物を食べられるようになります。
固形物を食べられるようになるまでの流れは、コアラも人間も同じです。
コアラの離乳食はパップ!
赤ちゃんコアラの場合は、まだ身体がユーカリの葉を食べる状態になっておらず、また、毒素を分解して解毒することも完璧には出来ません。
そこである程度育った段階で、離乳食として、程よくユーカリが消化されているお母さんコアラの盲腸で作られた、やわらかい糞状のものをお母さんコアラから貰います。
その糞状のものはパップと呼ばれています。
パップを食べることで、ユーカリの味を覚えると同時に、ユーカリの消化に欠かせない微生物も身体の中に摂り入れ、大人になる準備をするのです。
パップを食べ始める段階では、まだ離乳が出来ていないのでお母さんコアラからミルクも貰います。
離乳が完了し、身体の中もユーカリの葉を食べることに適した状態となると、袋から出てきて、ユーカリの葉を食べ始めます。
実際のユーカリの葉を食べることにより、歯がユーカリの葉をより噛み切りやすくできるように硬く大きくなっていきます。
ユーカリの葉を食べ始めると身体は急速に成長し、お母さんコアラの袋から出て1年前後で親離れをします。
まとめ
コアラの赤ちゃんはお母さんコアラのミルクを飲んで育ち、段々と自分で動けるようになってから離乳食であるパップを食べ始め、無事に離乳するとユーカリの葉を食べて大人の身体に成長していきます。
人間と同じ成長の流れだと考えると、イメージがしやすいですね。