コアラの寿命はどれ位でしょうか?

野生のコアラの寿命は10年~13年程度、人間によって飼育されたコアラはもう少し長く、15年程度生きます。

日本の動物園での最高寿命は23歳と11か月です。

一般的にはメスのほうが長生きします。

その理由のひとつが、子供が生まれて一人立ちする時、メスはお母さんの近くの木に移りますが、オスは数㎞離れた場所へと旅立ちます。

その際に、天敵に襲われたり交通事故に遭ってしまったりします。

現在、野生のコアラは平均寿命まで生きられる頭数はかなり減っています。

その大きな原因は細菌感染による病気の発生です。

なぜ、病気になるのか?

それは、元々多くのコアラの体内にクラミジアという細菌が存在しています。

通常の生活では何ら影響はありませんが、住環境の変化などによるストレスを受け、発病してしまいます。

森林伐採や地球温暖化により、コアラの住環境はどんどん快適ではなくなってきています。

コアラ 年齢 人間

コアラの年齢を人間に換算すると?

コアラの妊娠期間は35日程度です。

生後5か月頃に目が開き、6か月頃には歯が生え始めます。

その頃にお母さんのお腹の袋から顔を出し、離乳食を食べ始めます。

そして、約1歳から1歳半で一人立ちします。

メスは2歳頃から繁殖が可能になりますが、オスは5歳頃から。

縄張りを持たなければ繁殖活動はしないそうです。

コアラが1歳の時、人間の年齢に換算すると7.5歳くらいなります。

2歳で15歳、3歳で25・6歳、4歳で36・7歳くらいです。

では23年生きたコアラは人間では何歳になるのでしょうか?

100歳~120歳くらいの年齢に相当するらしいです。

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まとめ

23歳まで生きた長寿のコアラは名古屋市の東山動物園の「ラム」です。

ラムのお父さんも姉妹も長生きをしていて、長寿の家系だったようです。

ちなみに、世界最高齢の生き物はイギリスの動物学者が発見した「アイスランドガイ」という貝(軟体動物)だそうです。

その年齢はなんと、507歳。

何百年も生きるなんてすごいですね。

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