コアラの身体的特徴とは?
体は毛で覆われていて、背中側は灰色、お腹側は白色。
オスの腹部には茶色の縦線があります。
メスのコアラはお腹に育児嚢と呼ばれる袋を持っています。
体長は65~82㎝。
体重は4~15㎏。
一般的にオスのほうが大きいです。
コアラの目は円らで愛らしいですが、視力は良くありません。
手の爪は鋭く、指の形状は、人差し指と中指の間が離れていてがっしりと木を掴みます。
コアラの代名詞でもある鼻の、色は真っ黒いイメージですが、全体にピンクがかっていたり、鼻の周りだけがピンクの個体もいます。
コアラの住むオーストラリアは隔離された地形を持ち多様な気候が存在する為、独自の進化を遂げた動物が多数存在します。
国内の約9割が固有種です。
コアラの鼻はなぜ大きいのか?
コアラの鼻の役割とは・・・
まず第一に、ユーカリに含まれている毒素をかぎ分けるためです。
コアラは毒素が分解出来るとはいえ、なるべく毒素が少ないものを選びます。
コアラの嗅覚は大変鋭く、自分の好みの味のユーカリをかぎ分けられます。
タンニンや油分を多く含む葉を好むコアラは、その鼻で自分好みの木へとたどり着きます。
次に、木についたほかのコアラの匂いを感じとるために敏感な鼻を持っています。
コアラは基本1頭で生活し、1本のユーカリの木に1頭しか住みません。
なので、ほかのコアラとバッティングしないよう、木の匂いを入念に確認するのです。
まとめ
コアラの1番の特徴である鼻は、コアラが生きるためにとても大切な役割を果たします。
愛らしい表情に大きなお鼻。
とても触ってみたくなりますね。
でも、コアラの鼻はとてもデリケートであまり触らないほうがいいそうです。
飼育員さんや触った人の話では、犬や猫の鼻くらいの感触だそうですよ。
ワンちゃんやネコちゃんの鼻を触って、コアラ気分を味わってみてはいかがでしょう?