コアラをペットとして飼育できるのか調べてみました。
癒しの対象としてペットが飼われている
私達は社会の中に身を投じる中で、様々なストレスに晒されながら日々を過ごしています。
そうしたストレスを少しでも緩和しようと、多くのストレス解消法が実践されているでしょう。
その中の一つの方法として、ペットの飼育による癒し効果が挙げられます。
一般的に犬や猫を中心として多種多様なペットが飼われています。
ではコアラはペットとして飼育できるのでしょうか。
私達はコアラについての知識に乏しいので、あの愛くるしいぬいぐるみの様な動物を毎日抱っこできたら幸せな気持ちになり癒されると考えるでしょう。
コアラをペットとして飼育できない実情
しかし結論から言うと、残念な事にコアラはペットとして飼育できません。
豪州政府がコアラに関する商取引を禁止しているのです。
従って値段も付けられません。
ただ例外的に、動物園などの様にコアラを飼育できる環境が整備されていると判断されれば、貸与や譲受という形で移送されるそうです。
その返礼として現地などに何らかの施設や設備を造ったりした例もあるそうですが、その際の建築対価が350万円~1億円とも言われています。
仮にコアラに値段を付けるとしたら、その範囲の価額になると言えます。
さらに、コアラの食料であるユーカリの葉を調達するにも莫大な費用が掛かってしまうので、一般人にはとても手に出せそうにありません。
またコアラはストレスに大変弱く、僅かな環境変化でストレスにより絶命してしまうので、ペットとしては不向きと言えるでしょう。
コアラと日常的に接する方法
それでもコアラと日常的に接したいという熱烈に希望するのであれば、裏技的に、現地で交通事故で怪我をしたコアラや親のいない子どものコアラを飼育する施設で働くという手もありますが、色々手続きも煩雑だと思います。
ただその場合、ペットとして接するというよりは、コアラを保護しなければならないという、重い義務感の中で世話をしなければいけないので、癒しを求めるという視点に立てば、多少の違和感は禁じ得ません。
まとめ
これらのコアラに関する実情を踏まえれば、やはりコアラは動物園で楽しむものと認識した方が無難でしょう。
私達がコアラに対してできる事は、その生態についての正しい知識を学び、それに基づいて正しく接していく事のみであって、それ以上は立ち入ってはいけないのです。