普段、私たちが何気なく名前を呼んでいるコアラですが、由来をご存知でしょうか。
コアラという名前にもれっきとした由来が存在します。
名前の由来と、生態には関係性があるのか調べました。
コアラの名前の由来
コアラは、有袋類双前歯目コアラ科コアラ属に分類されており、オーストラリアの森林などに生息しています。
コアラと言う名前は、先住民のアボリジニーの言葉であり「コアラ」は「水を飲まない」と意味するそうです。
由来と関係性
「コアラ」と「水を飲まない」になんの関係性があるのか、実際にコアラは水を飲まずに生活をしているのでしょうか。
結論から述べると、コアラは日常的には水を飲みません。
水を飲まなくても生きていけるのには、コアラの常食であるユーカリの葉に秘密がありました。
コアラの常食である、ユーカリの葉は根っこを長く伸ばし、水を吸う力が強く、乾燥した地域でもよく育ちます。
ユーカリの葉は50パーセント以上が水分と言われ、コアラはその葉を食べることによって、ユーカリの葉に蓄えられた水分を摂取し日常生活に必要な水分を得ているのです。
しかし、絶対に水を飲まないのか、というとそうではありません。
例外として、極端に暑い時期や、渇水がおこった時、またコアラが病気にかかってしまいユーカリの葉から水分を摂取できなくなったときなどは水をのむこともあるそうです。
日常的にはほとんど水を飲まないことから、コアラの名前の由来と生態に関係性があることがわかりました。
まとめ
コアラは日常生活で必要な水分は、例外を除きユーカリの葉に含まれている水分を摂取し、効率よく水分を得ることができるのです。
このことから、先住民のアボリジニーの言葉「水を飲まない」というコアラの名前の由来と生態には大きな関係性があり、私たちが何気なく呼んでいる名前には、しっかりとした由来が古くからあるということなのです。
古くから言い伝えられ、今でもその生態のままのコアラ、生き延びるための知恵が小さい体にたくさん詰まっているのです。