コアラはユーカリの木がある森林で、木の上で生活をしています。
木の上で生活をしていて、木から落ちることはないのか。
また、なぜわざわざ木の上で生活をしているのかなどを調べました。
なぜ木の上で生活しているのか
コアラは木の上で生活をしています。
17時間以上と言われている睡眠時も、排せつの時も、ユーカリの葉を食べる時も1日のほとんどを木の上で、木にしがみつき過ごしています。
木にしがみついているのには理由があり、木の枝などは、外気温と比べると少し冷たくなっていて、木にしがみつくことによってコアラ自身の体温を下げることができます。
また外が寒いときは、太めの木にくるまって暖を取り、体温調節をしているのです。
なぜわざわざ木の上で生活をしているのかというと、動きの鈍いコアラにとって、地上で外敵に襲われると逃げるのには難しくエサのある木の上で生活するのが一番安全なのです。
木の上で生活をしていて落ちないのか
違う木に移動するときなどは、稀に地上を歩きますが1日のほとんどを木の上で生活しているコアラ。
なぜ木から落ちることなく生活できるのでしょうか。
コアラには、しっぽはありませんが非常に優れたバランス感覚を持っています。
また、しっぽ部分の骨がくぼんでいて、そのくぼんだ骨を木の枝などにパズルのようにはめ込んで、木から落ちないように工夫しているのです。
コアラの手の平は、ザラザラと滑り止めのような役割をしており、力強く長い手足、鋭い爪も持ち合わせています。
寝ているときは、くぼんだ骨を木にはめ込みしっかりと木をつかんでいるので、木の上で寝ていても落ちることなく生活できるのです。
しかしながら、野生のコアラは悪天候などで突然木が倒れてしまった時などは、木から落ちてしまい怪我をすることもあるそうです。
まとめ
コアラは優れたバランス感覚、木の上で生活するのに適した手足を持っており1日中木の上で生活をしていても、木が倒れたりしない限りは、木から落ちることなく生活を送ることができることわかりました。