コアラは、カンガルーと同じ有袋類として知られています。

お腹に付いている袋は子供を育てるための器官ですが、ではその袋の中は一体どんな臭いがするのかをまとめました。

コアラ 袋 臭い

コアラの袋の働き

コアラのお腹にはポケット状の袋がついています。

この袋は育児嚢と言って、メスが赤ちゃんコアラを育てるためのもので、カンガルーなども同じように袋の中で子育てをします。

袋で子育てをする哺乳類を有袋類と言い、人間などとは胎盤の作りが異なり、子宮内で胎児が大きくなるまで育てることができないため、胎児は早くに産まれ、袋の中で育ちます。

袋の中には乳頭があり、赤ちゃんコアラはここからミルクを飲み、大きくなります。

また、離乳の時期になると離乳食を食べ始めますが、離乳食を取りやすくするために、コアラの袋の入り口は下を向いています

コアラの離乳食はお母さんコアラの盲腸で作られ、肛門から特別な排泄物として排泄されます。

そのため、赤ちゃんコアラが全身は出さずに、顔を出すだけで食べられるように入り口が下向きなのです。

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袋の中はどんな臭い?

袋の中の臭いは、嗅いだ人や時期によってさまざまで、とても臭いという意見や別に臭くはないという意見があります

大人になったコアラの身体からは、普段から常食として食べ、住処にしているユーカリの香りがします。

ユーカリはアロマオイルなどに使用される精油の原料でもあり、スッキリとした香りがします。

ただ、袋の中はユーカリに直接触れることはありませんし、コアラはユーカリで水分が足りる為、水場には行きませんし、臭いがこもってしまうのは事実です。

コアラは危険を感じると鋭い爪でひっかいてきたり、噛みついてきたりもするので、専門の獣医や扱いが出来る人でないとお腹にある袋の臭いを嗅ぐことは難しいでしょう。

まとめ

カンガルーとは違い、コアラの袋の入り口は下向きについています。

オーストラリアではコアラを抱っこしたり触ったりすることができるイベントが行われており、もしそういったコアラのイベントに参加する機会があれば、飼育係の方に許可を得て嗅いでみることもできるかもしれませんね。

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